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オーストリアがオシム監督強奪?

オーストリアがオシム監督強奪?

 日本代表のイビチャ・オシム監督(66)が「第2の故郷」オーストリアの次期代表監督の有力候補に挙がっていることが7日、明らかになった。オーストリア協会の複数関係者が明かした。現在は08年欧州選手権(オーストリア・スイス共催)に向け、ヒッケルスベルガー監督(59)が指揮を執っているが、成績不振が続いている。ホスト国の威信をかけ、地元の英雄に白羽の矢が立てられた。

 水面下で“オシム強奪”の仰天プランが進行していた。オーストリア協会の複数関係者は、次期代表監督候補として現コーチのヘルツォーク氏の昇格とともに、オシム監督をリストアップしていると明言。同協会のクリングルミュラー氏は「オーストリアで最も有名な監督。(推定年俸1億2000万円の)金銭の問題はあるが、可能性がある」と強気に言い放った。

 もともと現在のヒッケルスベルガー監督はオシム監督の“代役”にすぎない。前回W杯予選に敗退した05年、同協会はオシム監督にいの一番に正式オファーしたが、当時はオシム監督が千葉を指揮していたこともあり、招へいできなかった経緯がある。その代役監督との契約は08年欧州選手権までだが、今季は欧州勢を相手に4戦未勝利で、解任を求める声が噴出。オーストリア協会関係者は、当地入りしたオシム監督との接触を図っている。

 もちろん日本にとっては寝耳に水の話だ。現時点で10年W杯南アフリカ大会までオシム監督に指揮を託すのが基本路線。だが、単年契約のため12月いっぱいで契約は満了する。現時点では更新予定だが、オーストリア協会に“つけ込むスキ”があるのも事実。オシム監督自身もオーストリア入り後は「日本では圧力ばかりがかかる」と愚痴をこぼすようになった。

 同協会関係者によれば、オーストリアでは複数クラブが既に招へいに向けた調査も進めており、同国における支持率は想像以上に高い。02年まで9年指揮したオーストリアのクラブ、シュトルム・グラーツを欧州CLに3度導いた手腕は今なお伝説になっている。地元メディア討論会では早くも「オシム対ヒッケルスベルガー」の多数決対決も行われ、オシム派が5―0で圧勝。今後、日本とのオシム争奪戦が過熱する可能性が高まってきた。

【スポニチ Sponichi Annexより抜粋】

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